白糠町が誇る豊富な水産物。その中でも秋サケに次いで二番目の漁獲量があるのがタコです。2022年の取扱金額は、なんと3億円*1を超えています。 白糠町でタコの加工工場を営む、有限会社マルツボの大坪洋一さんにお話を伺いました。 *1. 参照:令和4年(2022年)の白糠漁港の漁獲量 昭和41年から、この地でタコを取り扱ってきた創業は昭和41年。この白糠の地で、代々タコを扱ってきました。“会社を継ぐのではなく、一から始めれば”という話になり、私が新たに設立したのが有限会社マル
白糠町にはたくさんの野生のえぞ鹿が生息しています。本州に生息するニホンジカよりも体が大きく、最大で体長約190cm、体重は150kgほどにもなります。 一時は絶滅寸前まで激減したえぞ鹿ですが、環境の変化や保護政策で急増。農産物への被害や、事故が増えるようになりました。そのため1990年代にはハンターによる捕獲など管理が始まり、同時に食肉利用としての取り組みも始まりました。 鹿肉は、フランスを中心としたヨーロッパでは古くから有名な高級食材です。日本でもジビエ料理人気の高
白糠の海は、太平洋の暖流と寒流が交わる絶好の漁場を有しており、1年を通して様々な海産物が水揚げされます。特に、秋はサケで知られる白糠の定置網漁ですが、近年、サケ漁に異変が起きています。ここ10年の間に、サケの漁獲量が伸び悩み、ブリが急増しているのです。 しかし、北海道産のブリは馴染みが薄く、消費が限られるため、価格は富山県産のブランド魚と比べ10分の1程度の価格で取引されることも。 こうした状況を打開するべく、ブリの付加価値を高めて消費拡大に繋げようとする取り組みが始まって
白糠の地で水産加工を行う「東和食品」。 北海道の魚だけでなく、世界の海から自分達の手で買い付けを行い、国内外の多くの水産物を取り扱っています。 白糠町のふるさと納税でも、エンペラーサーモンや数の子、北海道産の秋鮭を原料とした鮭とばなどが大人気! ヒット商品を次々と生み出す東和食品の東良明さん、矢澤有司さんにお話を伺いました。 東和食品って?人気商品は?東和食品は、お取引している百貨店や個人の方など、お客さんの希望や意見を取り入れながら一緒に商品開発を行ってきた会社です。
白糠町の南側、茶路川のすぐそばにある「茶路めん羊牧場」。広々とした放牧地で、約900頭の羊が元気に飼育されています。 35年前、たった35頭の羊を連れて牧場経営を始めた武藤浩史さんにお話を伺いました。 牧場のコンセプトは「羊を一頭を余すところなくいただくこと」私は、牧場を始めた当初から「羊をまるまる一頭無駄にしないこと」を大切にしてきました。羊の命をいただくわけですから、リスペクトの気持ちを常に忘れずに持っています。 茶路めん羊牧場の特徴①「羊肉の飼育・加工・販売までを一